ピタットハウス香取佐原店

2024.10.12
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見ず知らずの空き家を相続することになった話

埼玉県在住の方(以下、Aさんとします。)からの空き家売却の相談です。

半年前に千葉県北東部の町役場からお手紙が届いたそうです。

「居住者が他界し、数年間所有者不明になっている空き家がある。」

「居住者の法定相続人を辿って調べてみたところ、Aさんが浮上した。」

「この空き家を相続するか、相続放棄するかして下さい。」

という内容のものでした。

しかし、Aさんが当社にご相談に来られた時点で、相続放棄ができない状態になっていました。

なぜなら民法 では

「 相続人は、自己のために相続の開始があったことを知った時から3ヶ月以内に、相続について、単純若しくは限定の承認又は放棄をしなければならない。」と規定されているからです。

そのため、今後の方向性として、相続→売却ということが決まりました。

物件の状態です。

  • 需要がないエリア
  • 建物古い、2階建て
  • ゴミ沢山 (撤去費用50万円)
  • 相続登記未了
  • 抵当権設定あり
  • 売却価格は、ゴミを撤去した現状で120万円くらい

この場合は通常以下の流れで進めます。

① 遺産分割協議
 ② 相続登記
 ③ 抵当権抹消
 ④ ゴミ処分
 ⑤ 売却

実は、空き家の真の所有者は、Aさんの姉でしたが、数十年連絡をとってない程疎遠になっており

今回の件で初めて、生前居住していた場所、何歳まで生存していたかを知ることになります。

相談から3ヶ月程たったころには①~③までのステップを踏むことができ、ゴミを撤去して綺麗にすれば売り出せる状態になりました。

しかし、今後、Aさんとしては

  • 売却価格120万円だが、ゴミ撤去、司法書士費用、仲介手数料など合計諸費用は約90万円、手残り30万円(更に税金が引かれます。)
  • いつ売れるかわからない
  • 売れなければ値下げするしかない。

自己負担でゴミ撤去を行い、売却活動をするのはリスクがあります。

ですので、ゴミなどそのままで、現状にて当社で買い取りを提案したところ、その方向で進むことになりました。

ご相談から約4ヶ月で、Aさんの空き家問題は解決へと向かうことができました。

このように、資産価値が低く、問題が沢山ある空き家を相続した場合であっても、諦めなければ解決することができますので、悩んだらまず、当社へお声がけ下さい。

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